こんにちは!やいだら通信の松井ひろたかです。
焼津市唯一のビーチとして知られる浜当目海水浴場には、ビーチ以外にも周辺に色々な見どころがあるのが明らかになりました。
泳げる期間が7月中旬〜8月中旬までと短い海水浴場ですが、のんびり夏を満喫するには最高のビーチです。
今回は、そんな浜当目海水浴場の詳細とその周辺にある見どころについて詳しく解説します!
浜当目海水浴場 アクセス
浜当目海水浴場は、瀬戸川の河口に隣接する海水浴場です。
海水浴場までは、JR焼津駅から自主運行バス「ゆりかもめ」に乗って、「当目大橋」バス停で下車してそこから徒歩10分で到着します。
車でのアクセスの場合、東名焼津ICからは約10分、焼津駅からは約5分かかります。
浜当目海水浴場の周辺の道路は狭く、車一台で通過するのも困難な道です
海水浴場に車でアクセスする際は、当目大橋の横の信号機のある交差点を曲がって、海方面に進めば簡単に到着できます。
浜当目海水浴場 駐車場
浜当目海水浴場には、ビーチに面して広い駐車場が完備されています。
かなり広く駐車スペースがありますので、混雑する週末でも駐車できないことはありません。
こちらの駐車場は、海水浴シーズンでも無料で利用可能です。
浜当目海水浴場 ビーチ
こちらが、浜当目海水浴場のビーチです。
全長は約400mあり、志太地区唯一の海水浴場として、焼津市民に長年愛されてきました。
50m沖にテトラポットが設置されているので、波は穏やかで小さなお子さんでも安全に遊べます。
海水の水質もそこまで悪くはないので、ゆっくり海水浴を満喫したい方には最高の環境です。
海水浴シーズンには、遊泳できるスペースが黄色いブイで囲まれています。
このブイを超える場所は遊泳禁止ですので、必ずブイの中で遊びましょう。
夏の海水浴シーズンには、黄色いシャツを着たライフセービングの方が数名常駐して、安全を見張っています。
海水浴中にトラブルが起こった時などは、すぐにライフセービングの方に助けを求めましょう。
海水浴場に到着した際には、必ずこちらの旗の色を確認してください。
写真のように白い旗が掲げられていたら、安全に泳げるという意味です。
逆に赤い旗が出ている場合、遊泳禁止ですので海には入れません。
毎日午前10時頃に、その日の海の状態を確認する旗が掲げられますので、ビーチに到着したら必ず確認しましょう。
浜当目海水浴場 シャワー・更衣室
浜当目海水浴場には、海水浴客が無料で利用できるシャワーと更衣室が完備されています。取材当日は利用者が多くて撮影できませんでしたが、男子更衣室にはシャワーが3つ、着替え用更衣室が3部屋完備されていました。
シャワーは水圧も強く、塩水を洗い流すのには最適です。
男子更衣室と女子更衣室の間には、このような洗面所もありました。
海で泳ぐと砂が足元にくっつくので、ここで砂を落として足をきれいに洗いましょう。
なおトイレはこの場所にはなく、更衣室のある場所から静岡市方面へ70m進んだところにあります。
浜当目海水浴場 マリアナ観音
あまり知られていませんが、浜当目海水浴場の前にはマリアナ観音という観音様が立ってます。
この観音様がこの場所に建てられた理由は、1965年に起こったマリアナ海域漁船集団遭難事件です。
1965年10月7日、マリアナ海域のカロリン諸島で発生した台風の影響で、焼津港からカツオ・マグロ漁に出ていた船40隻が巻き込まれました。
その内の一隻だった「第3千代丸」が荒波に巻き込まれ、死者42名を出す大惨事になったのです。
マリアナ観音は、この事故で亡くなった犠牲者を偲ぶ目的で建てられました。
マリアナ観音の隣には、優しい顔をしたお地蔵さまが海へ向けて祈りを捧げています。
観音様とお坊さんは、この場所で静かに海の安全を願っているのです。
浜当目海水浴場 海岸公園
海水浴場の近くには、海岸公園と呼ばれる公園があります。
少し大きめの遊具が1つだけあるこちらの公園は、普段からほとんど人がいません。
夏場は日陰が少なく、目の前の海は遊泳禁止箇所になっているからでしょうか。
浜当目海水浴場 防波堤
続いて紹介するのは、大崩海岸寄りにある防波堤です。
ビーチからひたすら大崩海岸の方へ進むと、ヤシの木が見えてきますので、そこから海沿いに進んで行きましょう。
海沿いに向かって行くと、海岸に出ました。
こちらの海岸は、ライフセービングの方がいないので遊泳禁止となっています。
山沿いに向かうと、何やら防波堤のようなものが見えてきました。
防波堤は思った以上に長めで、テトラポットの方まで繋がっています。
しかし残念なことに、防波堤内は立ち入り禁止となっていました。
なぜならこの周辺では、魚や伊勢エビなどを許可なしに勝手に取ってしまう密漁者が現れるとの看板があったからです。
そうした背景から、現在ではこのようにフェンスに覆われ入ることができません。
以前は多くの釣り人で賑わった場所みたいですが、何だか残念な気分になりました。
浜当目海水浴場 神の岩
テトラポットの向こう側に見えるこちらの岩は、通称「神の岩」と呼ばれている神聖な岩です。
海の彼方から訪れた神をお迎えする岩と、地元では言い伝えられています。
近づくには難しい位置にありますが、なんとも神秘的な雰囲気の岩ですね。
浜当目海水浴場 御座穴
防波堤の横は大崩海岸の岸壁の一部になっていて、ここには3つの巨大な穴が空いています。
この穴は御座穴と呼ばれていて、その正体は巨大な洞窟です。
昔は普通に歩いて洞窟探訪を楽しめましたが、今では安全上の理由と、波が荒くて危険なことから立ち入り禁止になってます。
洞窟の周りは、駿河湾の荒波によってでしょうか、山がこのように削られていました。
ちなみに天気の良い日には、美しい富士山もこの場所から眺められます。
浜当目海水浴場 那閉神社
浜当目海水浴場には、那閉神社という立派な神社があります。
この神社が創建されたのは509年頃で、約1,500年の歴史のある古い神社です。
海岸にある神社というのもあるのでしょうか、地面はとても柔らかい砂でした。
緑に囲まれた厳粛な空気が流れる神社ですが、海岸の近くだけあって海岸の波の音は境内まで響いてきました。
こちらが本堂です。
2つの御祭神が本堂を守っていて、左に事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)、右は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が本堂を見守っていました。
本堂の裏にあるこちらの赤い鳥居は、商売繁盛や金運上昇にご利益がある稲荷神社です。
境内にはこの他に、厄除けのご利益がある津島神社と、青木神社と計3つの神社があります。
さらに那閉神社では、ヒラメやキンメダイ、カツオなど魚のイラストが描かれた大漁祈願のお守りが販売されています。
ご祈祷も5,000円からできますので、気になったら本堂の隣にある事務所に問い合わせて見てください。
浜当目海水浴場 まとめ
今回の記事では、焼津市唯一の海水浴場として親しまれている浜当目海水浴場と、その周辺の見どころを解説しました。
海水浴シーズンは、7月中旬〜8月中旬と短い時期ですが、晴れた日には富士山が見える素晴らしいビーチです。
海水浴だけでなく、海を眺めながら散歩するのもおすすめですので、ぜひ足を運んでみてください!
住所 | 焼津市浜当目3丁目地先 |
営業時間 | 海水浴:7月中旬〜8月中旬 10:00〜16:00(土日祝お盆 17:00まで) |
駐車場 | あり(24時間利用可能) |
インスタグラム(焼津市観光協会) | https://www.instagram.com/yaizu_kankou/ |
HP(那閉神社) | https://nahe-shrine.jimdofree.com/ |