こんにちは!やいだら通信編集部のモチヅキナオです。
焼津の夏といえば、やっぱり「魚河岸シャツ」ですよね。
街中でカラフルなシャツを見かけるようになると、いよいよ夏本番だとワクワクします。
今回は、焼津の夏を涼しく、そして粋に過ごすための「魚河岸シャツ」の魅力を徹底解説します!
魚河岸シャツ(うおがしシャツ)とは?
焼津の街を歩くと、よく目にするあのシャツ。
実は「魚河岸シャツ」と名乗るためには、焼津魚河岸シャツ組合が定めた厳しい定義があるのをご存知でしたか?
魚河岸シャツの定義
「焼津魚河岸シャツ組合」が、魚河岸シャツの条件を定義しています。
・生地:綿100%の手ぬぐい生地又はゆかた生地であること
・染め方:小巾の生地に染める「注染」であること
・デザイン:魚河岸のマーク又は、魚河岸の文字が入ったものであること
・形状:身頃から袖へ続けて裁ち、袖付けが肩より下がった位置になる「ドルマンスリーブ」でエリ無しであること
・製造:染め・縫製は、国内で行ったものであること
これら全ての条件を満たしたものだけが、本物の「焼津魚河岸シャツ」なんです。
魚河岸シャツの魅力

引用:魚河岸シャツ《受注生産》|川口呉服店 | すろーかるMarket
焼津市民がこれほどまでに魚河岸シャツを愛する理由は、その実用性!
綿100%の手ぬぐい生地は吸水性と速乾性に優れており、ベタつく真夏の暑さでも汗をスッと吸い取り、気化熱で涼しさを感じさせてくれます。
また、使い込むほどに色が馴染み、生地が柔らかくなる「経年変化」も魅力の一つ。
通な方の間では、新品のパリッとした状態よりも、数年着古してクタクタになった姿こそが「粋」だと言われることも。
現在では、従来の紺や白だけでなく、ピンク、オレンジ、緑などカラフルなバリエーションが増え、子供用や女性用のブラウス風デザインなど、ファッションとして楽しむ幅も広がっています。
焼津魚河岸シャツの歴史
魚河岸シャツのルーツを辿ると、昭和初期の焼津・浜通り付近へと行き着きます。
当時の焼津はカツオ漁の全盛期で、港は活気に満ちていました。
そんな中、漁師や水産加工に携わる人々が、身近にあった「手ぬぐい」を数枚つなぎ合わせて仕立てた作業着こそが、現在の魚河岸シャツの原型である「てぬぐい襦袢」です。
昭和初期には、魚河岸の仲買人たちが自らの威勢を示すために、「魚河岸」の文字を力強く白抜きにしたデザインを好んで着るようになり、これが現在のスタイルの礎となりました。
昭和50年代に入ると、森要三氏によるロゴのブランド化などを経て、「魚河岸シャツ」という名称が市民に親しまれるようになります。
戦後の近代化に伴い、一時は着用者が減るという危機もありましたが、1980年代から90年代にかけて「地元の宝を絶やしてはいけない」と立ち上がった商店主や有志たちの想いにより、再び「焼津の誇り」として脚光を浴びることとなりました。

引用:焼津ご当地シャツをゲット! 焼津魚河岸シャツ組合加盟店まとめ
2000年代には「焼津魚河岸シャツ」として商標登録が行われ、今では市役所のクールビズとして採用されるなど、焼津の夏には欠かせない公認の文化となっています。
焼津魚河岸シャツの作り方
魚河岸シャツの魂ともいえるのが、日本伝統の染色技法「注染(ちゅうせん)」です。
これは、型紙の上から防染糊を引き、その上から染料をじょうろのような道具で注ぎ込む手法。
一般的なプリントシャツと違うのは、生地の芯まで染料が浸透し、裏表が全く同じ鮮やかさに染まることです。
このおかげで、長年愛用して洗濯を繰り返しても柄が鮮明なまま、むしろ色が馴染んで「味」が出てくるというわけです。
さらに驚くべきは、その独特な「仕立て」にあります。
手ぬぐいの「耳(端)」をそのまま活かすため、脇を縫わないという裁断が行われているんです。
「小巾(こはば)」と呼ばれる約34〜38cmの伝統的な生地幅をそのまま使い、身頃から袖までを一続きで裁つことで、脇に縫い目のゴロつきがないストレスフリーな着心地を生み出しています。
これらの工程はすべて熟練の職人による手作業!
まさに一枚一枚に魂が込められた逸品です。
個性豊かな焼津魚河岸シャツのラインナップ
ここからは、焼津市内で製造されている魚河岸シャツのラインナップをたっぷりご紹介します!


最大級の品揃えを誇る魚河岸シャツ専門店「濱いち屋」のシャツです。
伝統的な「焼津魚河岸」のロゴを活かしつつ、ヒョウ柄やネオンカラーなど現代的なファッションを取り入れた斬新なデザイン。
黒地にカラフルな手書き風イラストが散りばめられたものや、ピンクの総柄など、個性を主張できる一枚は、地元のイベントやお祭りでも周囲の目を引くこと間違いありません。

引用:魚河岸シャツ《受注生産》|川口呉服店 | すろーかるMarket
魚河岸シャツは、定番の紺や白だけでなく、赤や水色や多色使いのパッチワーク風まで、老若男女が自分に似合う色を見つけられる豊富な品揃えが自慢です。
家族全員で異なるカラーを揃えて「家族コーデ」を楽しむのも焼津らしい素敵な過ごし方ですね。

引用:魚河岸シャツの杉山安商店
「杉山安商店」では、魚河岸シャツデザインのロンパースが購入できます!
魚河岸ロンパースは、伝統的な「魚河岸マーク」をそのままに、赤ちゃんの着替えやすさを考慮した前開きや股下ボタン仕様で作られています。
吸水性と速乾性に優れた綿100%の手ぬぐい生地を使用しているため、赤ちゃんの肌を清潔に保ち、あせも対策としても優秀な実用着です。
魚河岸シャツと同じ柄のロンパースを合わせることで、焼津の夏を象徴する「親子リンクコーデ」も楽しめます♪
焼津魚河岸シャツが購入できる店舗
魚河岸シャツを手に入れるなら、まずは市内の専門店へ足を運んでみましょう。
専門店には沢山の柄が並んでおり、伝統的な紺色から最新の流行色まで、そのバリエーションに驚くはず。
また、最近ではネット通販を併用している店舗も増えているため、遠方の知人への贈り物としても重宝されています。
| 店舗名 | 住所 | 問い合わせ先(電話番号) |
| 濱いち屋 | 焼津市中里542-1 | 054-295-6666 |
| うみえ~る焼津(1階 やいづとくさんプラザ) | 焼津市鰯ケ島 136-26 | 054-626-1551 |
| やきつ家 | 焼津市栄町3丁目1-13 | 054-627-6415 |
| リトルエンゼル小川店 | 焼津市西小川4丁目2-3 | 054-627-3050 |
| リトルエンゼル昭和通り店 | 焼津市本町4丁目10-17 | 054-627-4977 |
| ぬかや斎藤商店 | 焼津市城之腰109-1 | 054-628-4239 |
| 髙橋染物店 | 焼津市小川新町1丁目12-10 | 054-628-2554 |
| 川口呉服店 | 焼津市小川新町1丁目14-14 | 054-629-5290 |
| B-Market | 焼津市焼津3丁目11-20 | 054-626-4611 |
| 杉山安商店 | 焼津市三ケ名307 | 054-628-3012 |
| 油屋呉服店 | 焼津市栄町3丁目1-16 | 054-629-5533 |
| マルサ | 焼津市中港2丁目5-7 | 054-629-6032 |
| 徳田屋 | 焼津市焼津6丁目2-16 | 054-628-2748 |
| 貴装の店わたなべ | 焼津市栄町5丁目10-21 | 054-627-7786 |
| くすかみ呉服店 | 焼津市西小川5丁目2-15 | 054-629-2991 |
| さんこう西小川店 | 焼津市西小川4丁目1-1 | 054-620-3077 |
| 有限会社塩川新聞補 | 焼津市焼津6丁目1-1 | 054-629-2055 |
綿100%の手ぬぐい生地は、洗濯すると数パーセント縮む特性があります。
そのため、購入時はジャストサイズよりも「少しゆとりのあるもの」を選ぶのが、涼しく粋に着こなすポイントです。
まとめ
いかがでしたか?
焼津の夏を象徴する「魚河岸シャツ」には、漁師町の歴史と職人の技、そして実用性がギュッと詰まっています。
一度その袖を通せば、吸い付くような肌触りと涼しさに、きっと手放せなくなるはずです。
今回ご紹介したお店を巡って、あなただけのお気に入りの「粋」な一着を見つけてみてください!




















