こんにちは。野口です。
今回は焼津市街地の近くにある曹洞宗のお寺「永豊寺」をご紹介します。
焼津市指定有形文化財でもある、歴史を感じさせる茅葺き屋根が見事なお寺で、歴史的な建物や雰囲気が好きな人にはおすすめです。
永豊寺のアクセス方法・行き方
車でのアクセス
東名高速道路「焼津IC」から車で約10分。駐車場あり。
バスでのアクセス
JR焼津駅前から、焼津大島(しずてつジャストライン)「焼津市立病院前 / 大島新田方面行き」に乗車後、「小川宿バス停」で下車、徒歩約1分。
バスの本数は多くありません。あらかじめ時刻表でご確認ください。
永豊寺の歴史と由来
詳細な開創時期は不明ですが、1394年(明徳5年)以前に天台宗のお寺として創建されました。
1573年(天正元年)、荒廃していた永豊寺を、西尾家と哉翁宗咄(さいおうそうとつ)が曹洞宗に改宗して再建しました。この西尾家は江戸時代の田中城・遠州横須賀城主である西尾忠成(にしおただなり)の先祖にあたります。
永豊寺の宗派とご本尊
宗派 | 曹洞宗 |
ご本尊 | 聖観音 |
聖観音は別名「観音菩薩(かんのんぼさつ)」とも呼ばれています。苦しんでいる人を救うときに、千手観音や十一面観音など様々な姿に身を変えて救いの手を差し伸べます。
永豊寺の見どころ
参道
出典:永豊寺 (静岡県焼津市) 茅葺山門: お寺の風景と陶芸
両脇の白壁土堀がすごく雰囲気のある参道です。奥には焼津市指定有形文化財の山門が見えます。
山門(焼津市指定文化財)
出典:永豊寺 (静岡県焼津市) 茅葺山門: お寺の風景と陶芸
1769年(昭和6年)、中島重右エ門が寄進したものです。近代的な瓦や銅板ではなく、創建当時の茅葺屋根が今なお残っており大変貴重ですね。
まとめ:歴史的な茅葺き屋根の山門を見に行こう
永豊寺は手入れの行き届いたきれいな境内のお寺です。
創建当初の姿を残す茅葺屋根を有する山門。その山門までの参道も素晴らしく、歴史的な雰囲気が好きな人にはたまらないと思います。
すぐ近くには
- 文豪、小泉八雲のエピソード
- パワースポット
- 映画『ちひろさん』のロケ地
- 市内の有名な神社やお寺と関係あり
という話題性に富んだ焼津の名所でもある熊野神社もありますし、焼津市外からのアクセスもしやすいので参拝へ足を運んでみてください。
永豊寺の概要
名称・読み方 | 永豊寺(えいほうじ) |
電話番号 | 054-628-6770 |
住所 | 〒425-0036静岡県焼津市西小川3-6-5 |
駐車場 | あり |
御朱印 | なし |
参拝可能時間 | 終日解放 |
寺務所受付時間 | 要確認 |
拝観料 | 無料 |
Webサイト | なし |
SNS | なし |