こんにちは。野口です。
今回は焼津駅から徒歩圏内にある神社「青木神社」をご紹介します。
「出雲大社から遷座した」とも伝えられる歴史のある神社ですが、境内への入り口が細く、ひっそりとしているので見過ごしている人も少なくないかもしれません。
入り口からは想像もつかない立派な拝殿・本殿がある神社です。
青木神社のアクセス方法・行き方
車でのアクセス
東名高速道路「焼津IC」から約10分です。
バスでのアクセス
JR焼津駅前から、一色和田浜〔和田橋経由〕(しずてつジャストライン)に乗車後、「市役所入口バス停」で下車、徒歩約2分。
バスの本数は多くありません。あらかじめ時刻表でご確認ください。
焼津駅から徒歩でも行ける距離です。
青木神社の歴史と由緒
詳しい歴史は不明ですが、「出雲大社より遷座せり」との言い伝えがあることから歴史のある神社ということがうかがえます。
もうひとつの青木神社
青木神社の近くにはサッポロビール静岡工場があります。この周辺一帯は「青木の森」と呼ばれ、1578年から1582年(天正6年から10年)頃に武田・徳川軍の合戦が繰り返された「葭鼻古戦場」という場所です。
この合戦に出ていた武田軍の須藤左門(すどうさもん)は、徳川軍の石川叉四郎重次を青木の森に追い詰めました。ただ、石川叉四郎がまだ若かったこともあり、須藤左門は見逃して立ち去ろうとしますが、その瞬間につまづいて転倒。
その場で逆に石川叉四郎に槍で突かれてしまいました。この功績から石川氏は出世することになりますが、6代目・7代目と続けて当主が早死にしてしまいます。
このことから8代目当主は「須藤左門の祟りだ」と考え、青木の森に高さ70cmほどの小さな石の祠を作り、須藤左門を御祭神とする青木神社を建立しました。
この祠は、現在は同じ焼津市内の那閉神社に遷移されており、青木の森には「青木神社跡」の石碑が建てられています。
この歴史から見ても、歴史や由来としては別の青木神社と言えそうですが、「青木」の由来はこの地に関係してそうです。
青木神社の御祭神とご利益
御祭神 | 大国主命 |
ご利益 | 金運福徳・縁結び・病気平癒・五穀豊穣・商売繁盛・病気平癒・夫婦和合 |
御祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)、ダイコク様です。
青木神社の見どころ
道路沿いに面していて入り口は細めですが、中に入ると境内は広めの神社です。
鳥居と大黒様
出典:青木神社の御朱印・アクセス情報(静岡県焼津駅)|ホトカミ
県道31号に面した鳥居のもとには大黒様が鎮座しています。
拝殿
出典:青木神社の御朱印・アクセス情報(静岡県焼津駅)|ホトカミ
拝殿は脇にも拝殿を設けた変わった造りです。どことなく出雲大社を思わせますね。
本殿
出典:青木神社の御朱印・アクセス情報(静岡県焼津駅)|ホトカミ
本殿も大きく立派です。
末社
出典:青木神社(静岡県焼津市) | 神社にヨーソロー (^o^ゞ
末社は金山神社、伊雑宮、秋葉・荒神社、津島神社、浅間神社です。
青木神社の御朱印
出典:青木神社の御朱印・アクセス情報(静岡県焼津駅)|ホトカミ
青木神社は御朱印のいただける神社ですが、社務所がありません。近くの雑貨屋さん「KURISANCHI」で書き置きの御朱印をいただけます。
まとめ:青木神社で大黒様のご利益を授かろう
御祭神の大黒様はご利益の多い神様ですので、総合的に運気を上げたい人やパワーをいただきたい人は参拝に足を運んでみてください。
焼津駅から徒歩圏内ですので駅前から港への散策コースと合わせて立ち寄れます。入り口の外観からは想像のつかない立派な神社ですので見どころもたっぷりです。
青木神社の概要
名称・読み方 | 青木神社 (あおきじんじゃ) |
電話番号 | なし |
住所 | 〒425-0022静岡県焼津市本町1-3-28 |
駐車場 | なし |
御朱印 | あり |
参拝可能時間 | 終日解放 |
社務所受付時間 | 社務所なし |
拝観料 | 無料 |
Webサイト | なし |
SNS | なし |