こんにちは、やいだら通信編集部です。
静岡県焼津市の駅前商店街で進行している、大学生たちによるユニークなプロジェクト「商店街クエスト」をご紹介します。
今回は商店街クエストのミーティングに参加し、その実際の雰囲気や活動を肌で感じたのでその様子をレポートします。ぜひ最後までお読みください!

商店街プロジェクトの開始〜参加大学生コメント〜
このプロジェクトは、大学生が一定期間商店街に滞在し、地域の課題を発見しながらビジネスを立ち上げ、月3万円の収益を目標に活動するものです。
商店街の活性化と若者の実践的な学びの場を提供する取り組みとして、地元で注目を集めています。
このプロジェクトに参加する法政大学 3 年の遠藤翔さんにお話を伺うと、

最初に来たときは、ここが商店街なのか分からなかった
と率直な感想を述べつつも、滞在を通じて地域の歴史や人とのつながりの大切さを実感したと言います。

商店街の歴史を知ることで、なぜ現在の状況になったのかを考えるきっかけになりました。商店街の人たちと話す中で、かつてのにぎわいや、地域の人々がどのように商店街と関わっていたのかを知ることができました。
また、現在の商店街の状況に対しても、

ただ寂しくなったというだけではなく、どうすれば再び活気を取り戻せるのかを考える機会になった、
とも感想を共有していただきました。
商店街クエストの目的、実際の取り組みと課題
『商店街クエスト』は、大学生が実際に商店街で小規模な事業を立ち上げながら、地域との関係を深めていくプログラムです。
参加者は5泊6日のプログラムで商店街を歩き、自らのビジネスプランを構築。
最終的に月3万円の収入を得ることを目標としています。
実際の取り組みとしては、
- 地元の特産品を活用した商品開発
- 商店街の空きスペースを活用したイベントの企画
などが進められていますが、商店街の閉鎖的な性質や、新規参入の難しさといった課題も浮き彫りになりました。
特に、既存の店舗オーナーと学生との信頼関係構築の難しさや、空き店舗の利用許可を得るプロセスの煩雑さが大きな壁となっているようです。
遠藤さんからも、
「地域の人たちは、若い世代が商店街に入ることに対して関心はあるものの、継続的な関係づくりが求められていると感じました。単発のイベントではなく、地域と長く関わる仕組みを作ることが必要ですね」
と考えているようで、学生たちは短期的な成果を求めるのではなく、長期的に地域に貢献できる方法を模索している。

商店街クエストで地域と若者がともに歩む未来
このプロジェクトを支えるのは、地域の人々の理解と協力です。
商店街の店舗オーナーや市民が、学生たちの挑戦を温かく見守り、サポートすることで、街の活性化に繋がります。
今後の展望として、商店街クエストはより学生主体の運営へ移行し、地域との関係を深めながら持続可能な形を目指していく予定出そうです。また、駅前通りだけでなく、昭和通りや神武通りといった他のエリアへの展開も視野に入れます。
さらに、地域の「内貨」(地元の消費)と外部からの「外貨」(観光客や新規ビジネスの資金)のバランスを取りながら、持続可能な仕組みを作ることが求められています。
そのためには、地元の企業や行政との連携を深め、学生が卒業後も関わり続けられる環境を整えることが重要です。
2月23日には、半年間の活動の成果を発表する最終報告会が予定されており、地域の住民にも広く参加してもらい、商店街の未来について共に考える場となることが期待されています。
商店街クエストのミーティングで得た学び

今回の商店街クエストのミーティングでは、学生たちの真剣な取り組みが印象的だった。
彼らは単に利益を生み出すだけでなく、地域に貢献したいという強い思いを持っている。
「地域の方々にインタビューしながら、商店街の課題と可能性を学びました。学生同士の意見交換を通じて、新たな視点を得ることができました」
とある参加者は語っていました。
また、一般社団法人トリナス代表の土肥潤也さんからのアドバイスを受け、プランを見直す機会にもなりました。
このミーティングでは、商店街の現状理解だけでなく、地域活性化の難しさも実感する場となっています。
例えば、イベントだけでなく、持続的なつながりを作ることがいかに大切かを学ぶことができました。
かつて子どもたちが駄菓子屋に集まり、自由に遊んでいたように、商店街が再び人々の交流の場となる日が来るかもしれません。商店街クエストの挑戦は、これからも続いていきます。ぜひ応援お願いします!