こんにちは、やいだら通信の松井ひろたかです。
焼津市の瀬戸川沿いに、宮の森公園という静かな公園があるのを皆さんご存知でしょうか?
公園内には七社神社という小さな神社も建っていて、何と創建から600年が経過している歴史の深い神社であることがわかりました。
今回は、瀬戸川沿いにある宮の森公園と七社神社について紹介します。
宮の森公園 アクセス
宮の森公園は、焼津市大村地区にある小さな公園で、瀬戸川にかかるあかつき大橋を渡ったところにあります。
東名焼津ICからは約5分、JR焼津駅からは車で7分、徒歩で約20分程度です。
駐車場は、神社の鳥居のところに7台分の駐車スペースが整備されています。
宮の森公園 基本情報
宮の森公園は、写真の通り深い木々に囲まれた自然豊かな公園です。
公園の面積は、2,118㎡あります。
入口にはイチョウの木があって、秋になると黄色に美しく輝きます。
園内にはどんぐりの木も生えていて、秋になると地面に無数のどんぐりが転がっているのでも知られている公園です。
神社の本殿の裏側は、このような広場になっていました。
広場の横は、芝生広場になっています。
あまり広くはありませんが、ベンチもあってゆっくりくつろげるようになっていました。
歩道へ繋がる階段も整備されていて、歩道からそのまま公園へ入れます。
宮の森公園 遊具
続いて、宮の森公園にある遊具を紹介します。
遊具の数は多くありませんが、どの遊具も安全に整備されていました。
こちらのブランコはオーソドックスなもので、足元には安全のためにマットが設置されています。
こちらは滑り台です。
滑り台は安全のために樹脂製のプラスチック素材を使用していて、それ以外の箇所は金属を使用しています。
滑り台は全部で2つあって、赤色の滑り台に加えてオレンジ色の滑り台も設置されていました。
宮の森公園には、最近見かけなくなった箱型のブランコがありました。
ゆりかごのように揺らして遊ぶ遊具として一時期多くの公園に設置されてましたが、使用中の事故などがきっかけになって現在ではその数を減らしています。
なぜ宮の森公園に残っているかは不明ですが、下を見ると細い鉄パイプで固定されていて完全に動かない状態になっていました。
はっきり言って、ベンチのような存在になってます。
やはり撤去費用などの問題があるのでしょうか?
公園奥の広場には、このような設備もありました。
左側の遊具は上にリングが4つ設置されていて、おそらく懸垂などのトレーニング用遊具なのかもしれません。
一方写真右側にあるものは、どういう意図で作られたものなのかははっきりわかりませんでした。
いずれにしても、子供向けのものでないことは確かなようです。
宮の森公園 トイレ
宮の森公園には、このような立派なトイレが整備されています。
純和風の外観で、入口には「かわや」と昔のトイレの呼び名が書かれた木の看板がかかげられていました。
今回男子トイレの内部を確かめてきましたが、思っていたよりも綺麗で使いやすいトイレです。
個室は和式と洋式トイレが、それぞれ1部屋ずつあります。
神社の境内ということで、綺麗に整備されているのでしょうか?
宮の森公園 七社神社
宮の森公園の敷地内にあるのが、こちらの七社(しちしゃ)神社です。
鳥居が立派なことから、一眼で立派な神社であることがわかります。
七社神社が創建されたのは室町時代後期の1528年で、その後1807年に再建、1986年には拝殿と本殿の改築工事が行われて現在に至ります。
こちらが、七社神社の本殿です。
本殿の目の前には、かなり強面の狛犬が2台立っていました。
七社神社には、海と縁が深いとされている玉垂命が奉納されています。
元々神社のある大村地区は海の近くであったとされ、神社の目の前には入江が広がっていたそうです。
こうしたことから、海の平和と海の幸の大漁を願う意味で神社が創建されたとされています。
七社神社が創建された戦国時代、甲斐国の武田信玄が駿河国に侵攻してきました。
その際武田家の落人が七社神社の周辺に住み始めて、自分達の祖先を奉納するのを目的としてこの神社を立てたという記録が残っています。
雰囲気のある良い神社でしたので、公園に訪れたついでにお参りしていきましょう。
宮の森公園 まとめ
今回は、焼津市大村地区にある宮の森公園を紹介してきました。
瀬戸川のほとりにある宮の森公園は、自然に溢れた静かな公園です。
また公園には、戦国時代に創建された七社神社もあって、厳かな雰囲気が漂っていました。
ぜひ散歩がてら、宮の森公園と七社神社を訪れてみてください。
住所 | 静岡県焼津市大村3丁目7-2 |
休業日 | なし |
駐車場 | あり(7台) |
拝観料 | 無料 |
トイレ | あり |