焼津の施設紹介

【無料で満喫】日本一深い駿河湾の底にある深層水を研究する深層水ミュージアムの魅力とは?

こんにちは、やいだら通信の松井ひろたかです。

皆さんは、焼津漁港親水広場ふぃしゅーなの近くに、深層水ミュージアムという施設があるのをご存知でしょうか?
焼津市は日本一深い駿河湾の底にある深層水を取水して、様々な研究を行っていることでも知られています。

深層水ミュージアムは、そんな駿河湾の深層水の奥深さを学べるミュージアムです。
今回は、そんな深層水ミュージアムの魅力を解説していきます!

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深層水ミュージアム  アクセス

深層水ミュージアムまでは、車で行く場合東名焼津ICから約15分、新東名藤枝岡部ICから約20分で到着します。

駐車場は計21台収容可能で、その内の1つは身障者優先スペースです。

またバスでもアクセス可能で、JR焼津駅から自主運行バスゆりかもめに乗って、アクアスやいづバス停で下車して徒歩3分で到着できます。

深層水ミュージアム  基本情報

深層水ミュージアムは、焼津市にある駿河湾の深層水の情報や秘密、魅力を紹介または啓発するミュージアムです。
日本一深いとされている駿河湾の深海奥深くにある、海洋深層水について学べたり、深海にいる魚を環境できます。

入場料は無料なので、休館日である月曜日以外でしたら、気が向いた時に遊びに行けるコスパの良いミュージアムです。

駿河湾の水深200m地帯には、海洋深層水が豊富にあって、プランクトンも少なく水質が安定していることから水産や医療など幅広いことに役立てる可能性があるとされています。

そこで静岡県はこの駿河湾の海洋深層水を研究するようになり、様々か活用ができるかどうかを現在研究中です。
深層水の魅力だけでなく、実際に深層水の中で生きている生物も紹介していますので、お子さんでも水族館に来た気分で満喫できます。

深層水ミュージアム  深層水給水施設

深層水ミュージアムの右隣には、このような給水施設があります。

この施設では、水深397mから組み上げた深層水を一般または事業者向けに発売していて、10リットル100円から深層水を給水可能です。

こちらが、深層水が出てくる蛇口になります。
左の赤文字がある蛇口が「駿河濃水」と呼ばれる塩分濃度が5%混ざった深層水で、主に料理に利用できることから、焼津市の飲食店の関係者の多くがこの水を利用しているそうです。

右の黄色い文字から出てくる水は「駿河純水」といって、塩分の無い純粋な水になります。
綺麗で美味しい水なので、お茶やコーヒーを飲むには最適です。

注意点として、これらの水は無料ではありません。
有料となってますので、ミュージアム入口にあるこちらの自動販売機でチケットを購入しましょう。

水は最低10リットル(200円)、最大で1,900リットル(9,500円)分購入可能です。
先に水の種類を選んでから、必要な分のボタンを押しましょう。

また給水には、利用者カードが必要になりますので、初めて利用する場合は受付で発行してもらう必要があります。
チケットを購入したら給水所まで行って、必要な分だけ水を入れましょう。

なおポリタンクは、自前で持ってくる必要があります。
もしポリタンクが無い場合は、10リットル分のタンクを売店で購入可能です。(900円)
給水時間は午前10時〜午後3時までとなっています。

時間を過ぎると給油ができなくなるので、必ず時間は守りましょう。

深層水ミュージアム 1F深層水ショップ

こちらが、深層水ミュージアムの1Fフロアです。
巨大な「駿河湾深層水」と書かれた大漁旗のようなものが、利用者を迎えてくれます。

その横には、深層水を使用した様々なお土産品を販売している、深層水グッズ売り場がありました。

多くが塩を使った商品で、ポテトチップス(150円〜)やあらじお(300円〜)、塩あめ(130円〜)やジェラート(180円)など様々な商品が販売されています。

中でも売れているのは深層水塩あめで、深層水100%の塩を使用しているので、夏の熱中症予防に効果的です。

深層水ミュージアム 1F展示室

こちらが、深層水ミュージアムの1F展示室です。

ここでは深層水の中に生息している生き物や、駿河湾深層水の秘密を映像やパネルなどで学べるようになっています。

展示室は凄く広いというわけでは無いですが、深層水に関するあらゆる情報が紹介されています。

こちらでは、駿河湾の深さや流れなど、駿河湾の基本情報がイラスト付きで紹介されてます。

こちらでは、深層水の基本情報を紹介していました。

下の「深層水ってどんな水?」というところは、左下の取っ手を引くとドアのように開くようになっていて、開くと実物が出てきたり疑問に対する回答の文章が出てきます。
子供でも興味深く学べるようにしてあるのが、こちらの展示室の特徴です。

こちらでは、深層水の栄養素の高さの秘密や、利用方法を学べます。
他にも深層水で生活しているサメ科の生き物で、「生きた花石」と称されているラプカの標本もありました。

他にも、謎の深海魚と称されている「ソコボウズ」という魚の標本も展示しています。

展示室にはいくつか水槽があって、深層水で生息している生き物を見れます。

映画でもお馴染みになった、カクレクマノミもいました。

深海で暮らすサメもいましたが、全く動くそぶりを見せません。

こちらは、硬い鱗が特徴的なマツカサウオという発光魚です。

最後に紹介するのは、こちらの気持ち悪い生き物です。

フナムシの仲間のオオグソクムシという生き物で、見た目とは裏腹に海底の生物の死骸や有機物を食べて、海を綺麗にしてくれます。
不気味な姿ですが、フナムシのような素早い動きはしません。

ただし、食べ物が水槽に入るとものすごい勢いで食べ切ってしまいます。
グロテスクな見た目ですが、実は大切な役割を果たしている生き物です。

深層水ミュージアム 2F研修学習室

階段で2Fに上がると、研修学習室という部屋がありますので、そこに入りましょう。
こちらは駿河湾深層水の基本情報や、静岡県による深層水の研究方法について学べる部屋です。
また週末などに、深層水に関する実験イベントやセミナーをここで開催しています。

部屋の壁には、深層水の取水方法やメカニズムなど、深層水についての細かい解説が紹介されていました。

このように解説することで、来場者に深層水がいかに様々な可能性があるのか、というのをわかりやすく伝えています。

深層水が駿河湾のどの位置にあって、どんな風に取水しているのかもわかりやすく紹介しています。

ちなみにこの部屋には、なぜかオオグソクムシの巨大ぬいぐるみが置かれていました。

これは子供向けのセミナーで使用するのでしょうか?
かなり見た目が不気味でインパクトがあるので、写真撮影におすすめです。

深層水ミュージアム 屋上展望台

深層水ミュージアムの屋上には、焼津港を見渡せる展望台が整備されています。
2階の研修室の奥には扉があって、自由にテラスや屋上展望台に入場可能です。

上記の写真は2階のテラスから見た焼津港の景色で、残念ながらこの日は見れませんでしたが、晴れた日には美しい富士山が顔をのぞかせます。

テラスの横には階段があって、屋上の展望台へと繋がっていました。
なお屋上までは、建物の外からでもアクセスできます。

こちらが、深層水ミュージアムの屋上展望台です。
展望台には望遠鏡もあって、何と無料で利用できます。
雄大な駿河湾や富士山、高草山など焼津市を一望できますので、のんびり景色を満喫しましょう。

深層水ミュージアムは展示室から展望台まで無料で入場できますので、ぜひ気軽に足を運んでみてください!

開館・閉館情報はホームページをご確認ください。

深層水ミュージアム 概要

住所静岡県焼津市鰯ケ島136-24
電話番号054-620-5783
開館時間午前9時〜午後5時(最終入場午後4時45分)
休業日月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入場料無料
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松井 ひろたか

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静岡市葵区在住の松井ひろたかです。
以前住んでいて愛着の湧いている焼津市の魅力溢れる部分を、全力で紹介して参ります!

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