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焼津の歴史がわかる!焼津市歴史民俗資料館で市や漁業の歴史を時代別の展示で学ぼう!

こんにちは、松井です。

焼津市文化センター内には、焼津市の歴史を学ぶことができる「焼津市歴史民俗資料館」という博物館があるのをご存知でしょうか?

縄文時代や古墳時代の焼津市についてや、焼津の漁業の歴史を入場無料で学べる博物館ですので、焼津について知りたい方には最適の博物館です。

そんな焼津歴史民俗資料館がどんなところなのか、ぜひこの機会に知ってみてください!

焼津市歴史民俗資料館の場所

焼津市歴史民俗資料館があるのは、コンサートなどのイベントで使用されている焼津文化会館の建物の2階です。

こちらの正面玄関から入りましょう。

入口から入って右手に行くと階段がありますので、ここを登って行けば資料館の入口にたどり着きます。

階段を上がると目の前に、このような資料館の入口が見えます。

奥へ向かって行くと、カウンターがあってその左手が入場口です。

入場料は無料ですので、開館時間内であればいつでも入場できます。

なお奥の通路を歩いて行くと、焼津市立図書館や小泉八雲記念館に直接行くことが可能です。

一度も外に出ずに焼津文化センター内の建物を行き来できるので、雨の日も外に出て移動する必要がありません。

車でお越しになった方は、駐車場の前にこのような階段があって、ここから歴史民俗資料館の入口に行くこともできます。

焼津市歴史民俗資料館の時代別コーナー

最初に紹介するのは、縄文時代から江戸時代にかけての焼津市の歴史を紹介した展示品です。

ここでは、焼津市の「花沢 別所ノ段遺跡」で発掘された矢じりや石剣をはじめ、弥生時代の水田や旧岡部町周辺の「清水遺跡」から発掘された農耕具や日用品が展示されていて、当時の生活の詳細が紹介されています。

こちらは、古墳時代の竪穴式住居の模型で、現在の焼津神社の近くの「宮之腰遺跡」の住宅跡を再現しています。

他にも、焼津市内の西小川にある小深田遺跡や高草山の笛吹段古墳群から発掘された、実際の銅鏡、勾玉(まかたま)、鉄剣などといった出土品が展示されていました。

古墳時代からすでに現在の焼津市には人が住んでいて、このような縦穴式住居が多く建っていたそうです。

大昔の焼津について知りたい方にとっては、必見の展示となってます。

https://www.city.yaizu.lg.jp/rekimin/kannai/index04.html

こちらでは、戦国時代の焼津市に関する展示があります。

駿河と遠江の境目にあった焼津市は、戦国時代は激しい戦闘の場になることもありました。

こうしたことから、焼津市周辺には武将の拠点となる城が築城されています。

中でも、

  • 小川城(長谷川氏)
  • 石脇城(北条早雲)
  • 方ノ上城(今川氏のお家騒動の花倉の乱の舞台)
  • 花沢城(今川氏と武田氏が激戦を繰り広げた城)

この4つの城は特に有名です。

城にまつわる発掘品や、城がどのような形をしていてどのような役割を担っていたのかなど、興味深い展示となっています。

焼津市歴史民俗資料館 第五福竜丸 

こちらは、第五福竜丸に関する展示品です。

第五福竜丸とは焼津のマグロ漁船のことで、1954年3月1日にビキニ環礁を航行中にアメリカの核実験に遭遇して被曝し、放射能の影響で船の乗組員が急性放射症となりました。

この船で無線長を担当していた久保山愛吉さんは、原爆症により同年9月に亡くなってしまうのです。

これによって、放射能汚染された魚が大量に破棄されるなど焼津の漁業は大打撃を受けました。

こちらの展示では、騒動当時の様子を写した写真や、被曝した第五福竜丸の写真などが展示されていて、当時の状況を知ることができます。

こちらの一室でも、第五福竜丸に関する貴重な資料が展示されていました。

ここには第五福竜丸の模型や、故久保山愛吉氏が家族へ宛てた手紙や、久保山氏の葬儀で実際に読まれた弔辞、第五福竜丸に関する行政資料や写真など、貴重な資料が展示されています。

少し気分の重くなる展示ばかりですが、第五福竜丸の歴史を学びたい方には必見です。

焼津市歴史民俗資料館 漁業コーナー 

日本、いや世界的にも有名な漁業の街として知られている焼津市。

こちらでは、かつて漁師が水産加工などで使用していた道具など、貴重な資料が展示されていて、焼津の漁業の歴史を学ぶことができます。

魚を取る時に使用していた道具だけで無く、漁船を作る時に使用していた道具(トンカチ、ノミ)も展示されていました。

昔の焼津港での漁業の様子が写された写真などもあって、焼津市にとって漁業がいかに大切であったのかを、こちらで学べます。

焼津市歴史民俗資料館 民具コーナー 

最後に紹介するのは、民具コーナーです。

こちらでは、昭和30年代頃の焼津市の民家のお茶の間風景が再現されていました。

白黒テレビや炭火式アイロンに、黒電話といった昔懐かしい家庭用品が展示されていて、その時代を生きた人にとっては懐かしい気分に浸れること間違い無しです。

ちなみに黒電話の横には、電話の掛け方の手順が記載されていました。

携帯やスマホが初めからあった今時の若い世代の方にとっては、黒電話の掛け方がわからないという人も多いらしいので、このような配慮がされてるのかもしれません。

焼津市歴史民俗資料館の概要

住所静岡県焼津市三ケ根1550番地
営業時間午前9時〜午後5時
電話番号054-629-6847
入館料無料
定休日月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日が休館)、年末年始、展示替え(年に3回ほど、詳細は公式サイトで)
公式サイトhttps://www.city.yaizu.lg.jp/rekimin/

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松井 ひろたか

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静岡市葵区在住の松井ひろたかです。
以前住んでいて愛着の湧いている焼津市の魅力溢れる部分を、全力で紹介して参ります!

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