焼津神社巡り

石津八幡宮 | 建立は室町時代!地域に親しまれる静かな佇まいの由緒正しい歴史ある神社

こんにちは!やいだら通信の松井ひろたかです。

焼津市石津地区には、石津八幡宮という厳かな雰囲気の神社があります。
松の木に囲まれた石津八幡宮は、毎年10月の例祭にも多くの人が訪れるなど、地元住民に広く親しまれている神社です。

本記事では、石津八幡宮がどんな神社かを詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください!

石津八幡宮 アクセス

石津八幡宮は、みなく〜る石津西公園の隣にあります。
バスで訪れる場合は、JR焼津駅から焼津大島線に乗車して約15分「天野医院前」バス停で下車して徒歩13分です。
専用駐車場は確保されていませんので、車でお越しの方は注意しましょう。

石津八幡宮 基本情報

誉田別尊(ほんだわけみこと)を御祭神とする石津八幡宮は、室町時代に建立された歴史の古い神社です。

この地域はかつて大井川の氾濫などによる水害が多かったため、石津八幡宮は災厄から人々を守る行疫神として厚く信仰されてきました。

創建以来、再建や拝殿の改築に境内の拡張などを経て、現在の本殿は1966年に建てられました。
境内には津島神社や稲荷神社も祀られており、近隣の神社の中でも規模の大きさが特徴です。
毎年10月の第3日曜日には例大祭が行われ、多くの地域住民で賑わいます。

このほかにも、次のような祭事が年間を通して執り行われています。

  • 歳旦祭(1月1日)
  • 祈念祭(2月第2日曜日)
  • 夏越大祓祭(6月30日)
  • 津島神社祭(7月第2日曜日)
  • 左口神社祭(10月第3土曜日)
  • 七五三祭(11月第2土曜日)
  • 新穀感謝祭(12月23日)

境内には社務所があり、日常的にきちんと管理されています。
また、参拝者が自由に利用できるトイレも整備されており、快適に参拝を楽しめる環境が整っていました。

石津八幡宮 本殿

こちらが、石津八幡宮の本殿です。
現在の本殿が完成したのは1966年で、わずか60年ほどの歴史ながらも、堂々とした風格を感じさせます。

本殿の前には2匹の狛犬が鎮座し、静かに本殿を見守っています。
左側の狛犬は口を真一文字に閉じ、参拝者を鋭いまなざしで見つめる姿が印象的です。

右側の狛犬は口を大きく開け、まるで参拝者を威嚇するかのように立ち尽くしています。
ちなみに、「狛犬」とは左右一対の像を指す言葉で、右側の像単体は「獅子」と呼ばれます。
狛犬の造形は非常に精巧で、これを鑑賞するだけでも石津八幡宮を訪れる価値があります。

石津八幡宮 参拝方法

ここからは、石津八幡宮の参拝方法を解説します。
鳥居を潜ったら、まずは写真の手水舎で両手を清めましょう。
水は、蛇口を捻って出す仕組みになっています。

本堂の前には、石津八幡宮での参拝手順が掲示されていました。
難しい作法はありませんが、参拝前には一度目を通しておくと安心です。

また、本堂前に吊るされた鈴を鳴らす紐はかなり太く、遠くから眺めても存在感がありました。

石津八幡宮 津島神社

石津八幡宮の本殿右側には、「津島神社」という神社があります。
焼津や藤枝には同じ名前の神社がいくつかあり、ここはそれらをまとめる総社としての役割を持っています。

祠の前には左右に灯籠が立ち、日々この神社を見守っています。
中をのぞいてみましたが、この日はお札や仏像などは見当たりませんでした。
また、津島神社では毎年例祭が催され、7月の第3日曜日に行われています。

石津八幡宮 稲荷神社

本殿の左側には、「稲荷神社」と呼ばれる立派な神社があります。
津島神社とは異なり、こちらには立派な鳥居としめ縄が設けられています。
石垣の上に本堂が建ち、社殿は小ぶりながらも堂々とした雰囲気を漂わせていました。
なお、稲荷神社では津島神社のような例祭は執り行われていません。

石津八幡宮 御神木

石津八幡宮には、御神木と見られる木があります。
しめ縄が巻かれていることから御神木と思われますが、樹齢やこの場所に根付いた時期は分かっていません。
他の神社に比べると幹はやや細めですが、周囲の木々の中ではひときわ存在感を放ち、堂々とした雰囲気を漂わせています。

本堂側から見てもその姿はやはり別格で、神聖な力を感じました。
参拝の際には、そっと手を触れて自然のエネルギーを感じ取ってみてください。

石津八幡宮   古札納所

石津八幡宮の入口付近には、古いお札などを納める「納所」が設けられています。
不要になったお札を供養したい場合は、ここに納めることで神社で供養してもらえます。

ただし、「人形や不燃物類は入れないで下さい」と書かれているように、供養の対象はお札とだるまのみです。
雛人形や陶器製の人形などは供養を受け付けていませんので、納める時は注意しましょう。

供養箱の中をのぞいてみると、たくさんのお札が納められていました。
その中で、箱の隅からじっとこちらを見つめるだるまの姿があり、少し不気味さを感じます。

まとめ

今回の記事では、焼津市石津地区にある石津八幡宮を紹介しました。
石津八幡宮は境内には津島神社・稲荷神社と2つの神社があり、創建から500年以上が経過した歴史の古い神社です。
毎年10月には例大祭が開催され、多くの近隣住民で賑わいます。
とても雰囲気のよい神社ですので、石津地区に訪れる機会がある際はぜひ足を運んでみてください。

名称・読み方石津八幡宮
電話番号無し
住所静岡県焼津市石津506-1
駐車場無し
御朱印無し
参拝可能時間24時間可能
拝観料無料

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松井 ひろたか

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静岡市葵区在住の松井ひろたかです。
以前住んでいて愛着の湧いている焼津市の魅力溢れる部分を、全力で紹介して参ります!

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