焼津高校学生インタビュー

【焼津高校学生インタビューvol.1】焼津市とモンゴル、オーストラリアとの姉妹都市交流を振り返る

【高校生インタビュー連載シリーズ第1弾】
焼津高校の学生が焼津で働くヒトにインタビューをする連載シリーズが始まりました✨

第1回は、焼津高等学校生徒会長の横塚颯さんが焼津市の生きがい・交流部 調整監の松永年史さんにインタビューです!

焼津市は、モンゴルのウランバートル市やオーストラリアのホバート市と姉妹都市提携を結び、長年にわたる交流を続けてきています。
横塚さんも焼津高校のモンゴル訪問の際に同行していたようで、これまでの姉妹都市交流の経緯や、最近の取り組み、交流を通じて感じたことなどについて話していただきました!

モンゴルとの姉妹都市提携の経緯と交流の歴史

横塚

焼津市の姉妹都市交流の歴史はどのようなものなのでしょうか?以前、オーストラリアの方に行った学生がいるというのも、新聞などで拝見したのですが。

松永

まず、焼津市とオーストラリア国タスマニア州にあるホバート市は、昭和52年(1977年)2月17日に姉妹都市提携を締結しています。今年で47年目になります。長年にわたる交流を続けてきました。また、焼津市とモンゴルは2017年から姉妹都市提携を結び、この絆の歴史は実に8年にも及びます。

横塚

オリンピックを機に、両市の交流はどのように変化したのでしょうか?

松永

姉妹都市交流が大きな転機を迎えたのは、2017年の東京オリンピックを機に。焼津市がモンゴルのホストタウンに指定されたことで、両市の交流が一層活発化しました。

モンゴルの文化や食べ物、生活習慣についての体験談

横塚

モンゴル国訪問事業で訪問団がモンゴルを訪れた際、食文化など驚いたエピソードがあるとのことですが?

松永

焼津市の訪問団が、モンゴルの食文化に驚かされたエピソードは色々あります。馬の舌やラム肉の頭部など、日本ではなじみの薄い食べ物に遭遇し、戸惑いを感じました。中には、脳みそを勧められたが、食べられなかったという話もありました。
一方で、ラム肉の丸焼きは意外と美味しかったという感想もあります。モンゴルの食生活は肉中心であり、野菜不足に悩まされたようですが、最近では、野菜を多く摂取する習慣が広まりつつあるとのことです。

スポーツを通じた青少年交流、モンゴル文化の紹介も

横塚

現地訪問以外には、どのような交流が行われているのでしょうか?

松永

交流の中核をなしているのは、スポーツを通じた青少年交流です。バスケットボールやソフトテニス、女子バレーボール、柔道、レスリングなどの競技で、焼津高校の生徒たちがモンゴルを訪問したり、モンゴルの選手が焼津に来て事前合宿を行ったりと、活発な交流が続けられています。
コロナ禍で一時期中断されたこともありましたが、昨年度から本格的に再開しました。

横塚

スポーツ交流以外にも、どのような取り組みが行われているのでしょうか?

松永

スポーツ交流に加えて、焼津市の公民館などでは、モンゴルについての講演会も開催しています。参加した市民からは、「想像以上にモンゴルに興味がある」といった声が寄せられています。モンゴルの文化や生活に触れる機会が増えることで、関心が深まっているようです。
また、夏に開催させた「踊夏祭」では、モンゴルのブースを出展し、伝統衣装の試着体験や伝統料理の紹介など、文化交流の場も設けました。暑い夏に重たいモンゴルの衣装を着るのは大変だったようです。

焼津市で開催される「焼津ナーダム」イベントの概要

横塚

焼津ナーダムについて教えてください。

松永

焼津市では、モンゴルの国内最大級の祭り「ナーダム」を再現するイベントを開催しています。“ナーダム”とはモンゴル語で“祭り”という意味があります。 本国モンゴルのナーダム祭は毎年、革命記念日である7月11日から3日間にわたって開催されています。
このナーダム祭では、モンゴル相撲や弓矢、馬の競走などの伝統競技が行われ、ステージイベントも行われているそうです。
焼津ナーダムでは、遊牧民の移動式住居「ゲル」の展示、馬頭琴の演奏、民族衣装試着、モンゴル料理販売など見どころ盛りだくさんあります。子どもはモンゴル相撲、弓、かけっこが行われ、ステージイベントも開催されています。

海外交流の意義と若者へのメッセージ

横塚

国際交流で海外に行った高校生や若者に、何かメッセージはありますか?

松永

海外に行くチャンスはなかなかないものですが、そうした機会があれば、ぜひ積極的に参加してほしいと思います。 日本を離れて異文化に触れることで、自国の良さを再発見したり、新しい視点を得られるはずです。なかなか海外に行く機会がないかもしれませんが、海外経験は、自分を見つめ直す良い機会となるでしょう。ぜひ、そうした機会があれば積極的に活用してほしいと思います。

モンゴルの羊の剥製の名前募集について

横塚

最後に、羊の剥製の名前募集について教えてください。

松永

焼津市では、モンゴルから贈られた2頭の羊の剥製の名前を募集してます。2頭の羊の剥製を窓口に置いて、市民の皆さんに名前を募集しています。一頭は雄、もう一頭は雌という設定です。
募集期間は比較的長めで、先週まで大村公民館に展示していました。焼津高校に放牧(展示)に行かせたいです。いくつか募集にに対して、応募が来てるみたいなんですけど、なかなか色々な名前が出ていて、選ぶのが大変なんです。
ぜひ、みなさんに名前を提案していただきたいと思います。羊の剥製を見ながら、愛らしい名前を考えてみてください。

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